坂元裕二『カルテット』3話 名言集

坂元裕二 脚本『カルテット』 の 第3話 を振り返っていきたいと思います!

第3話の名言、名シーンを纏めてみました!

◎誘惑

有朱:なんで彼氏作らないんですか?
すずめ:なんで?なんでかな?告白とか苦手で。
有朱:告白は子供がするものですよ。大人は誘惑してください。
すずめ:誘惑?
有朱:誘惑はまず、人間を捨てることです。
すずめ:人間を捨てる?大丈夫ですか?
有朱:大体3つパターンあって、猫になるか虎になるか雨に濡れた犬になるか。

 

◎有朱 ペットボトル1本分

まず、布団に潜り込みます。「はぁ、疲れちゃった。」
キスしちゃったらだめですよ。
いつキスしてもおかしくないぞの距離を作るまでが女の仕事です。
ペットボトル1本分の距離を保ってください。
女からキスしたら男に恋は生まれません。

◎ボーダー

家森:2人ボーダーかぶってますよ。
別府:あっすいません。
真紀:だめですか?
家森:特別な関係に見えちゃうけどいいの?
別府:着替えてきます。ちょっと待っててください。
家森:なんでボーダー着るかな。
真紀:ボーダー着ちゃダメなんですか?
家森;絶対かぶるにきまってるじゃない。
着るとき他にも誰か来てる人いるかもなって普通考えません?
真紀:じゃあボーダーはいつ着ればいいんですか?
家森:昨日ボーダー着てる人と会うときじゃないですか?
真紀:ちょっと条件が厳しすぎません?

◎有朱家およばれ

家森:本当に?上がっていいの?
有朱:何しに来たんですかっ?
あっそこ!おじいちゃん寝てるんで。
家森:えっ??
有朱:お父さんです。その横お母さんです。
家森;えっと。。ここって?
有朱:実家です。
妹。高校受験なんです。勉強見てあげてください。
家森:あー。。あっはい。
有朱:私は、明日が早いので帰ります。おやすみなさい。
家森:おやすみー。
妹:あの人辞めといたほうがいいよ。
姉ちゃんのあだ名「淀君」だから。
家森:で。妹が言うには小学校の時、有朱ちゃんがいるクラスだけ毎年学級崩壊起きてたらしくて。
真紀:何があったんでしょう(笑
家森:あと、元カレが彼女と付き合う前はアップルストアで働いてたのに
今は朝パチンコ屋さんに並んでるって。

 

◎犯罪者

多可美:皆さんの中に犯罪者はいる?
いや知り合いの旅館にいたの。会社のお金横領して逃げてた中居さんっていうのが。
別府:僕ら、そういうのは。
大二郎:家森君大丈夫?逃走中だったりしない?
家森:なんで僕名指しなんですか?
大二郎:なんかあったらやめてもらうからね。
家森:なんで僕見て言うんですか?


◎天気予報

別府:天気予報って上唇と下唇付けずに5回言ってもらっていいですか?
真紀:てんきよほー てんきよほー てんきよほー てんきよほー(どや顔)
・・・何ですか?
家森:天気予報はもともと唇くっつけなくても言えるんです。
別府:てんきよほう ほら。
真紀:全然面白くないです。

 

Wi-Fi

別府:どうしました?
すずめ:・・・
別府:あっWi-Fiつながらないんですか?
すずめ:・・・
別府:あっ部屋に虫的なもの出ました?
すずめ:・・・
別府:おなかすいたんですね?ちょっと待っててください。
うちのドーナツが、、、すずめちゃん?
すずめ:すいません。Wi-Fi繋がらなくて。
別府:あっWi-Fi。。
すずめ:ごめんなさい急に。びっくりしましたよね?
こうゆうことするつもりなかったんですけど。
別府:こちらこそ避けきれなくて。
すずめ:避けきれない速度だったと思うんで。
別府:あっ。Wi-Fi

◎すずめ 父

昔、父がすごくお世話になってた人がいたんですけど。
お金貸してもらったり。たくさん。
ご飯もしょっちゅうご馳走になってた人で。
その人がある時、大怪我で入院したんです。
なのに父はお見舞いにいかないで家でテレビ見てたんです。
「なんでいかないの?」って聞いたら「病院で風邪とかうつされたくないから」って。
ひどくないですか?
あと、建築の仕事してたんですけど30階建てのビル作ってて25階までできた所で
父がなんか基礎の大事なところを手抜きしてたのわかっちゃって。
初めからやり直しになったんです。
それで潰れた会社とかあったのに、父はその日ラーメン屋さんで
「スープがぬるい」っていって作り直させたんです。
ひどくないですか?
あと母が。。。
稲川淳二さんの話より父の方がよっぽど怖いですね。

 

◎居場所

すずめ:知られたらカルテット辞めなきゃいけにのかなって思って。
こういう人だってばれたら嫌われちゃうかなって思って。
怖くて。怖かった。みんなと離れたくなかったから。
真紀:私たち同じシャンプー使ってるじゃないですか。
家族じゃないけど。あそこはすずめちゃんの居場所だと思うんです。
髪の毛から同じ匂いして、同じお皿使って、同じコップ使って。
パンツだってなんだって、シャツだってまとめて一緒に洗濯機に放り込んでるじゃないですか。
そういうのでもいいじゃないですか。
泣きながらご飯食べたことある人は生きていけます。

◎すずめ チェロ

私にチェロを教えてくれたお爺さんがいたんです。
白い髭の生えお爺さん。
物置で初めてチェロを見つけて触ってたらお爺さんが来て教えてくれました。
「この楽器はね、1700年代にベネッツィアというところで生まれたんだよ。
楽器はね、人の命よりも長いんだ。
君よりも年上。私よりも年上なんだ。」って
私びっくりしました。こんなおじいさんよりも年上で、

遠い知らない国から来て、今私のところにいるんだ。
おじいさんは私の手に、手を添えてチェロの持ち方を教えてくれました。
チェロは私の手には大きくて、なんでか懐かしくて守られてる気がしました。
「そうか。あなたは私より長く生きるんだ。
じゃあ。そうだね。ずっと一生、一緒にいてね」

って約束しました。

◎すずめ Wi-Fi 

すずめ:Wi-Fi繋がりました。

 

坂元裕二『カルテット』2話 名言集

坂元裕二 脚本『カルテット』 の 第2話 を振り返っていきたいと思います!

第2話の名言、名シーンを纏めてみました!

◎餃子とブイヤベース

真紀:昼から食べる餃子とビールは人類の到達点です。
家森:僕がせっかくブイヤベース作ったんで餃子の話しながら食べるのやめません?
真紀:ブイヤベース・・・餃子は嫌い。
家森:嫌いになろうと思えば思うほど好きになるでしょ。

 

◎鏡子 手品師

手品師がどうやって人を騙すかご存じ?
右手で引き付けて左手で騙す。

◎知らない人

真紀:さっき来る時もすずめちゃん見えたんだけど声掛けないほうがいいかなって。
街中で知り合いに会って10分ぐらい話し込んでからこの人知らない人だって気づいたことないですか?
すずめ:ありませんね。

 

◎目が笑ってない

有朱:美容室の予約何回も忘れて出禁になっちゃってー。
家森:僕が切ってあげようか?
有朱:えーそういうのドキドキしちゃいますー。
真紀:有朱ちゃん、今日も目が笑ってないですよ。

◎練習

別府:大丈夫ですよ。練習したじゃないですか。
真紀:練習したから失敗するのが怖いんです。
家森:キッチンきれいに掃除したからご飯作りたくないってのと同じですね。

 

◎行間

家森:好きな人には「好き」って言わずに「会いたい」って言うでしょ?
会いたい人には「会いたい」って言わずに「ご飯行きません?」って言うでしょ?
別府君「好きだ」っていう代わりに「チケット一枚余ってるんだけどさ。」って言ったことない?
別府:無くは。。
家森:「行けたら行くね。」はどういう意味?
「行けたら行くね。」って言った人やってみて。
すずめ:どうも。
家森:え?「行けたら行く。」って言ってたじゃない。
すずめ:うん。
家森:「行けたら行く。」って言ってたのに何で来たの?
すずめ:来れたから。。
家森:もう席ないよ。え?何で来たの?怖い怖い怖い。
すずめ:ごめんなさい。。
家森:こうなりますよ。悲劇起きますよ。
言ったら行くな。行くなら言うな。
あとまた君トイレのスリッパ履いてらぁ。
すずめ:ごめんなさい。。
家森:言葉と気持ちは違うの。
「こんなのデートじゃないんだからね。」っていうのはデートでしょ。
「絶対怒らないから本当のこと言って。」って言って本当のこと言ったらめっちゃ怒られるでしょ。
それが行間。
「連絡しますね。」って言うのは「連絡しないでね。」って意味でしょ。

◎行間2

真紀:同僚がご結婚されるんですよね?
別府:たぶん。
すずめ:たぶん?
別府:九条さんがそう言ったんです。
別府君、私、たぶん結婚する。って。
真紀:行間じゃないですか!
すずめ:行間ですね!
家森:行間案件だ!
別府:何がですか?
家森:別府君。私。多分結婚する。
真紀:別府君。私の結婚。止めて。
別府:飲み仲間なんです。ただの。カラオケよく行く。楽なんで。
家森:最初は楽から始まるんだよ。
別府:九條さんと同じ部屋で寝てても何も起きませんし。
真紀:同じ部屋で寝てる!
別府:共通の話題で盛り上がって終電すぎることよく合って。
家森:終電は男女が一線超える言い訳の為にあるんだよ。
別府:ソファー借りて寝てるだけなんです。
真紀:思い出してください。結婚するって言ってた時の顔。
そこに彼女の本当の気持ちがあります。
別府:見てないです。僕、人魚対半魚人見てたんで。
家森:君はこんなもののために人生のクライマックスを見逃したの?
真紀:富士山上ってスマホ触ってるのと同じですね。
人生には後から気づいて間に合わなかったってこともあるんですよ。

 

ガールズバー

家森:別府君誰か別に好きな人いるのかな?
真紀:ガールズバーじゃないですか?
家森:ガールズバー?別府君ガールズバー行くかな?
真紀:彼女いなくて32歳ですよ?火照ってるに決まってるじゃないですか。

 

◎好きな動物

すずめ:ちょっと猫が胡坐かいてたんで。
別府:え!?
すずめ:猫好きなんですか?
別府:はい。ハリネズミ、カワウソ、猫の順に好きです。
すずめ:アリクイ、しろくま、猫の順です。
3位3位ですねー。
別府:3位3位ですね。

 

◎質問に質問

すずめ:別府さんって真紀さんのこと好きですよねー?

別府:え?
すずめ:そうですよねー?
別府:え?何がですか?
すずめ:質問に質問で返す時は正解らしいですよ。

 

◎アイス

別府:冬のアイスっておいしいですよね。
ラブラブストロベリーかロックンロールナッツ。
すずめ:じゃあ、、、左手。
別府:ロックンロールナッツですか?
すずめ:はい。ロックンロールナッツ(笑
別府:じゃあ僕はラブラブで。
ナッツ好きなんですか?
すずめ:いや。別府さんがラブラブストロベリー食べてたら面白いなーと思って。

 

◎真紀 私がいないとダメ

「この人には私がいないとダメ」

っていうのは大抵

「この人いないと私ダメ」なんですよね。

 

◎不倫

真紀:不倫ですか?それはダメですね。
別府;ダメですかね?
真紀:時の流れに身を任せた愛人は償うことになりますから。

 

◎偶然と運命

別府:真紀さんは運命って何だと思います?
例えば会社の同僚と休みの日にばったりあったらそれって運命ですか?
真紀:偶然ですね。
別府:それがきっかけで2人が結婚したら?
真紀:それは運命かもしれませんね。

◎真紀 花火

花火見に行ったことありますか?
私結婚するまで花火見に行ったことなかったんです。
火じゃないですか。火を空から巻き散らかすんですよ?
「絶対火事になる。」と思って怖かったんです。
夫はそういう私を連れ出してくれました。
「真紀ちゃん、僕の手握ってな。
火が飛んで来たら連れて逃げてあげるから。」って。
彼に手を握られながら見た花火はすごくきれいでした。
火事にならない理由もわかりました。
花火ってこんな簡単に消えるんだ。
きれいだなって思った時にはもう消えてるんだ。

 

◎真紀 悲しいより悲しいこと

悲しいより悲しいことってわかりますか?
悲しいより悲しいのは、ぬか喜びです。
おかしいなって思ってたんですよ。

カルテットが偶然そろうなんて。
でもこの4人いいメンバーだなー。
落ち込んでたから神様が届けてくれたんだなって。
嘘だったんだ。。

◎真紀 いなくなる

真紀:夫がいないって言うけど、いなくなるのって消えることじゃないですよ?
いなくなるのって、いないってことがずっと続くことです。
いなくなる前よりずっとそばにいるんです。

今なら落ちるって思ったんですか?
いない人よりも僕を。捨てられた女なめんな!

 

◎クライマックス

九條:あっちにかわいいカフェあるんだけど。遠くて。
で、毎回すぐそこにあるチェーンの方に入っちゃうの。
まぁそれはそれでお美味しいんだよ。
こういうタイミングでさ。そうなる男の子の気持ちだってわかるし。
「こっちだったかなー」って思われるのは癪だけど気持ちはいいよ。
別府君のことはずっと好きだったしね。だから寝たわけだし。
それぐらいには私だってズルいしいいんだけど。
結婚とか、ないよ。
そういうのはもう、ないかなーって思った時があったんだよ。
こういうのは今日だけのことだよ。
まあ私もズルいし、別府君もズルい。
でも寒い朝ベランダで札幌一番食べたらおいしかった。
それが私と君のクライマックスでいいんじゃない?

 

◎真紀 はっきりしない

はっきりしない人って、はっきりしないはっきりした理由があって。
人を好きな気持ちって勝手にこぼれちゃうものじゃない。

 

坂元裕二『カルテット』1話 名言集


坂元裕二 脚本『カルテット』 の 第1話 を振り返っていきたいと思います!

第1話の 名言、名シーンを纏めてみました!

 

◎軽井沢 行の車内

真紀:昨夜緊張してなかなか眠れなくて。

動画見ちゃったら余計眠れなくなって。
カモの赤ちゃんが排水溝に次々と落ちて行って。
家森:もっと元気の出るもの見ないと。
真紀:そう思って プレミアリーグ オウンゴール10連発というのを見たら、、

家森:なんでスーパーゴール見なかったんですか?

 

◎すずめの口癖

すずめ:みぞみぞ してきた。
家森 :みぞみぞ って?
すずめ:みぞみぞ することですよ。

 

◎唐揚げレモン論争

家森:ねぇねぇねぇねぇ、君たち何してるのですか?
すずめ:唐揚げ食べるのですが。
家森:これ、これ!

すずめ:レモン。
家森:今君たちなんで唐揚げにレモンしたの?
すずめ:なんで?唐揚げはレモン。
家森:人それぞれ。
すずめ:ん??

別府:ん??

家森:人それぞれ。
すずめ:ここにレモンが、、、
家森 :それは個々にさ、自分たちのさらに取り分けた後に、個々にかける為に置いたんじゃないか。
すずめ:じゃないか(笑
家森:唐揚げには「レモンするよ」って人と、「レモンなんかしないよするわけないでしょ」って人がいるじゃないか。
別府:かけたほうがおいしいですよ。
家森:まずカリカリ度が減るよね。
別府:かけたほうが健康にいいですし。
家森:唐揚げ食べるって時点で健康の事は一旦脇に置いてあるじゃないか。
すずめ:かけたほうが美味しいじゃないか(笑
家森:違う違う。僕が言いたいのは、、
すずめ:レモンぐらいで怒らなくていいじゃないか(笑

別府:今後気を付けますからレモンぐらいで。
真紀:レモンぐらいってことはないと思うんですが、
家森:マキさんレモンしない派ですか?
真紀:するしないというより今大事なのはそこじゃないと思うんですけど。
別府:何ですか?
真紀:どうしてかける前に聞かなかったんですか?
家森:そう!それ!そのこと!唐揚げにレモンかけたい人がいるのは当然です。

ダメって言ってるわけじゃないよ。
真紀:「レモンかけますか?」 なぜその一言がなかったのかと家森さんは。
家森:そのこと!別府君唐揚げは洗える?
別府:洗えません。
家森:レモンするってことはさ、不可逆なんだよ。
別府:不可逆?
家森:二度と元には戻れないの。
別府:すいません。かけますかって聞けばよかったんですね?
家森、真紀:(首をかしげる
別府:違うんですか?
家森:レモンするかどうか聞くって文化にはさ。
すずめ:文化?
家森:二つの流派があって。
別府:流派?
家森:(真紀に)わかりますよね?
真紀:わかります。
家森:君たちレモンかけるとき聞くとしてなんて聞く?
別府:レモンかけますか?
家森:「あ、はい。」 こうなるでしょ?

「レモンかけますか?」 「あ、はい。」

かけるの当たり前みたいな空気生まれて全然大丈夫じゃないのに

「あ、大丈夫。」ってなるでしょ。これ脅迫ですよ。こっち防戦一方です。
別府:どういえばいいですか?
真紀:レモンありますね。
家森:レモンありますよ。 こういうの。
すずめ:ちょっと、意味が分からないじゃないか(笑
家森:君、僕のこと馬鹿にしてる?
すずめ:馬鹿になんかしてないじゃないか(笑
家森:なんか、ビオリストは器が小さいみたいな。
真紀:家森さん。お気持ちはわかりますが唐揚げを見てください。冷え始めています。
家森:ごめんなさい。礼しました。食べましょう。

全員:いただきます。

 

◎真紀 夫の好きになったところ

真紀:彼、平熱が7度2分あるんです。
すずめ:平熱高いから好きになったんですか?
真紀:平熱高いと、ここ(うなじ)からちょっといい匂いがするんです。

 

◎家森 バイト先で

客:あら、店長さんがシャンプーしてくださるの?
家森:いえ、自分アシスタントです。
客:ごめんなさい、30代に見えたから。
家森:35です。バイトリーダーです。

 

◎車にペイント中の会話

真紀:昨夜あまり眠れなくて。
家森:また何か動画見たんでしょ?
真紀:イチロー選手のエラー動画集っていうのを。
家森:珍しいもの見つけましたね。

 

◎買い出しの途中

家森:あれ?バディーソープ買ったっけ?
別府:え?
家森:バディーソープ切れてたよね?
別府:買いましたよ。
すずめ:何をですか?(笑
家森:ん?バディーソープ・・・何?
すずめ:なんでもないです(笑 バディーソープ買いましたよ。

 

◎ベンジャミンのピアノ演奏中

有朱:土日って暇なんです。初めはみんな感動して泣いてたんですよ。
私もすっごい泣けて気持ちよかったんですけど。
「余命9ヶ月のピアニスト」言い始めてから1年たってて。
家森:そうなんだ。
有朱:でも、こういう人辞めさせちゃったらお店が炎上しちゃうじゃないですか。
家森:そういうものなんだ。
有朱:私、元地下アイドルなんですけど、しょっちゅう炎上してました。
真紀:目が笑ってないからかな?

 

◎ベンジャミン

音楽ってのはな、真面目にやるなよ?遊べよ!
PLAY(演奏)はPLAY(遊ぶ)なんだよ。わかるな?


◎気乗りしない練習前の会話

別府:またあそこのフードコートで演奏できるか聞いてみますね。
真紀:いつか、イオンモールで演奏出来たらいいですね。

 

◎みかんつめつめゼリー

家森:え?スズメちゃん何食べてるの?
すずめ:みかんつめつめゼリー。
家森:僕の。
すずめ:え?
家森:え?じゃなくて僕のミカンつめつめゼリー。
すずめ:え?これは真紀さんのです。
家森:楽しみにしてたのに。
すずめ:真紀さんのですって!真紀さん買ってましたもん。
あっ真紀さんが家森さんの食べたんじゃないですか?
家森:いやいや、真紀さんが食べたとしても僕が食べてない以上
君は買っていない以上それは僕のってことだよね。
すずめ:真紀さんのですって。
家森:じゃあ僕のは?
すずめ:マキさんが食べました。

 

◎余命

別府:あの人は好きな音楽続けたかっただけなんです。
ついていい嘘だってあると思うんですよね。
真紀:余命何ヶ月ってついていいウソなんですか?

 

◎家森 壁に画鋲

あの人(ベンジャミン)の部屋ポスター貼ってあったじゃん。テープで。
はがれてたでしょ。躊躇なく壁に画鋲 刺したりできないんだよ。
僕は別府君とはまた立場が違ってさ、あっち側だからわかるんだよ 僕も。
画鋲も刺せない人間が音楽続けていくためには嘘ぐらいつくだろうなって。

 

◎思いやり 同情

別府:もっと他にやり方があったんじゃないですか?
真紀:やり方?
別府:もっと思いやりがある、、
真紀:思いやり?同情ってことですか?
家森:同情を悪い言葉かのように使うのは違うと思いますよ。

 

◎真紀 アリとキリギリス

私たち、アリとキリギリスのキリギリスじゃないですか。
音楽で食べていきたいって言うけど答えでてると思うんですよね。
私たち好きなことで生きていける人にはなれなかったんです。
仕事にできなかった人は決めなきゃいけないと思うんです。
趣味にするのか、それでもまだ夢にするのか。
趣味にできたアリは幸せだけど、夢にしちゃったキリギリスは泥沼で。
ベンジャミンさんは夢の沼に沈んだキリギリスだったから嘘つくしかなかった。
そしたらこっちだって奪いとるしかなかったんじゃないですか?

 

◎夫婦って、、

真紀:夫も唐揚げが好きなんです。
別府:夫さんはどっちはですか?唐揚げにレモン。
真紀:結婚して三年になるんですけど結婚前がそんなに長くなかったから。

どんなご飯が好きなのかな?っていつも探りながらご飯作ってたんですよね。

ある時、たまに脂っこいのもいいかと思って唐揚げつくったんです。
そしたら今までにないぐらい「おいしい、おいしい」って食べてくれて
それから唐揚げがうちの定番メニューになったんです。
それで一年前のことなんですけど、本郷においしい居酒屋さんがあって
友達の悩み相談でいったら、たまたま彼も会社の後輩と一緒にいたんです。
彼、唐揚げを注文してました。
声掛けたら照れるかな?と思って迷ってたらその後輩の人が彼に聞いたんです。
「レモンかけますか?」って そしたら彼
「いい 俺レモン好きじゃないから」って
でも私、二年間ずっと彼の食べる唐揚げにレモンかけてたんですよね。
目の前で私、ずっとレモンかけてたのに彼、二年間一度もそんなこと言わなくて
あれ?と思って。
家森:それはあれじゃないですか?夫さんの優しさ。
別府:ですよね。気遣いっていうか。
真紀:優しさ?気遣いなんですか?
いらなかったな。許せなかったです。
家森:唐揚げにレモンぐらいで。
真紀:夫婦じゃなかったんだ って思いました。
夫婦って何なんだろう?って思いました。
夫婦って「別れられる家族」 なんだと思います。

 

◎真紀 3つの坂

人生には3つ坂があるんですって
上り坂 下り坂 まさか

絶対なんてないんです。人生ってまさかのことが起きるし、
起きたことはもう元には戻らないんです。
レモンかけちゃった唐揚げみたいに。

 

 

◎幹夫

愛してるよ。愛してるけど好きじゃない。

 

◎ベンジャミン ドーナッツ

音楽ってのはドーナツの穴のようなものだ。
何かが欠けてるやつが奏でるから音楽になるんだよね。

 

紫式部 高級ティッシュ

すずめ:1箱1600円の超高級ティッシュです。
家森さん花粉症だからティッシュに命かけてて、誰にも使わせないんです。

どうぞ今のうちに。
真紀:開いてないですよ。怒られるんじゃないですか?
すずめ:怒られちゃいそうですよね。
1つだけ。1枚だけ。
真紀:1枚抜いたら2枚出ますね。
すずめ:2人ですから。
真紀:2人分取ったら3人分出てくるんじゃないですか。
すずめ:追い詰められた連続殺人犯みたいですね。

真紀:ちゃんとしまっておかないと家森さんに怒られます。
すずめ:怒られますかね?
真紀:さかむけ肘まではがされます。

 

◎すずめ いい天気

どうして曇ってると天気悪いっていうんですかね?
良いも悪いも曇りは曇りですよね。
私は青空より曇った空のほうが好きです。