坂元裕二『カルテット』2話 名言集

坂元裕二 脚本『カルテット』 の 第2話 を振り返っていきたいと思います!

第2話の名言、名シーンを纏めてみました!

◎餃子とブイヤベース

真紀:昼から食べる餃子とビールは人類の到達点です。
家森:僕がせっかくブイヤベース作ったんで餃子の話しながら食べるのやめません?
真紀:ブイヤベース・・・餃子は嫌い。
家森:嫌いになろうと思えば思うほど好きになるでしょ。

 

◎鏡子 手品師

手品師がどうやって人を騙すかご存じ?
右手で引き付けて左手で騙す。

◎知らない人

真紀:さっき来る時もすずめちゃん見えたんだけど声掛けないほうがいいかなって。
街中で知り合いに会って10分ぐらい話し込んでからこの人知らない人だって気づいたことないですか?
すずめ:ありませんね。

 

◎目が笑ってない

有朱:美容室の予約何回も忘れて出禁になっちゃってー。
家森:僕が切ってあげようか?
有朱:えーそういうのドキドキしちゃいますー。
真紀:有朱ちゃん、今日も目が笑ってないですよ。

◎練習

別府:大丈夫ですよ。練習したじゃないですか。
真紀:練習したから失敗するのが怖いんです。
家森:キッチンきれいに掃除したからご飯作りたくないってのと同じですね。

 

◎行間

家森:好きな人には「好き」って言わずに「会いたい」って言うでしょ?
会いたい人には「会いたい」って言わずに「ご飯行きません?」って言うでしょ?
別府君「好きだ」っていう代わりに「チケット一枚余ってるんだけどさ。」って言ったことない?
別府:無くは。。
家森:「行けたら行くね。」はどういう意味?
「行けたら行くね。」って言った人やってみて。
すずめ:どうも。
家森:え?「行けたら行く。」って言ってたじゃない。
すずめ:うん。
家森:「行けたら行く。」って言ってたのに何で来たの?
すずめ:来れたから。。
家森:もう席ないよ。え?何で来たの?怖い怖い怖い。
すずめ:ごめんなさい。。
家森:こうなりますよ。悲劇起きますよ。
言ったら行くな。行くなら言うな。
あとまた君トイレのスリッパ履いてらぁ。
すずめ:ごめんなさい。。
家森:言葉と気持ちは違うの。
「こんなのデートじゃないんだからね。」っていうのはデートでしょ。
「絶対怒らないから本当のこと言って。」って言って本当のこと言ったらめっちゃ怒られるでしょ。
それが行間。
「連絡しますね。」って言うのは「連絡しないでね。」って意味でしょ。

◎行間2

真紀:同僚がご結婚されるんですよね?
別府:たぶん。
すずめ:たぶん?
別府:九条さんがそう言ったんです。
別府君、私、たぶん結婚する。って。
真紀:行間じゃないですか!
すずめ:行間ですね!
家森:行間案件だ!
別府:何がですか?
家森:別府君。私。多分結婚する。
真紀:別府君。私の結婚。止めて。
別府:飲み仲間なんです。ただの。カラオケよく行く。楽なんで。
家森:最初は楽から始まるんだよ。
別府:九條さんと同じ部屋で寝てても何も起きませんし。
真紀:同じ部屋で寝てる!
別府:共通の話題で盛り上がって終電すぎることよく合って。
家森:終電は男女が一線超える言い訳の為にあるんだよ。
別府:ソファー借りて寝てるだけなんです。
真紀:思い出してください。結婚するって言ってた時の顔。
そこに彼女の本当の気持ちがあります。
別府:見てないです。僕、人魚対半魚人見てたんで。
家森:君はこんなもののために人生のクライマックスを見逃したの?
真紀:富士山上ってスマホ触ってるのと同じですね。
人生には後から気づいて間に合わなかったってこともあるんですよ。

 

ガールズバー

家森:別府君誰か別に好きな人いるのかな?
真紀:ガールズバーじゃないですか?
家森:ガールズバー?別府君ガールズバー行くかな?
真紀:彼女いなくて32歳ですよ?火照ってるに決まってるじゃないですか。

 

◎好きな動物

すずめ:ちょっと猫が胡坐かいてたんで。
別府:え!?
すずめ:猫好きなんですか?
別府:はい。ハリネズミ、カワウソ、猫の順に好きです。
すずめ:アリクイ、しろくま、猫の順です。
3位3位ですねー。
別府:3位3位ですね。

 

◎質問に質問

すずめ:別府さんって真紀さんのこと好きですよねー?

別府:え?
すずめ:そうですよねー?
別府:え?何がですか?
すずめ:質問に質問で返す時は正解らしいですよ。

 

◎アイス

別府:冬のアイスっておいしいですよね。
ラブラブストロベリーかロックンロールナッツ。
すずめ:じゃあ、、、左手。
別府:ロックンロールナッツですか?
すずめ:はい。ロックンロールナッツ(笑
別府:じゃあ僕はラブラブで。
ナッツ好きなんですか?
すずめ:いや。別府さんがラブラブストロベリー食べてたら面白いなーと思って。

 

◎真紀 私がいないとダメ

「この人には私がいないとダメ」

っていうのは大抵

「この人いないと私ダメ」なんですよね。

 

◎不倫

真紀:不倫ですか?それはダメですね。
別府;ダメですかね?
真紀:時の流れに身を任せた愛人は償うことになりますから。

 

◎偶然と運命

別府:真紀さんは運命って何だと思います?
例えば会社の同僚と休みの日にばったりあったらそれって運命ですか?
真紀:偶然ですね。
別府:それがきっかけで2人が結婚したら?
真紀:それは運命かもしれませんね。

◎真紀 花火

花火見に行ったことありますか?
私結婚するまで花火見に行ったことなかったんです。
火じゃないですか。火を空から巻き散らかすんですよ?
「絶対火事になる。」と思って怖かったんです。
夫はそういう私を連れ出してくれました。
「真紀ちゃん、僕の手握ってな。
火が飛んで来たら連れて逃げてあげるから。」って。
彼に手を握られながら見た花火はすごくきれいでした。
火事にならない理由もわかりました。
花火ってこんな簡単に消えるんだ。
きれいだなって思った時にはもう消えてるんだ。

 

◎真紀 悲しいより悲しいこと

悲しいより悲しいことってわかりますか?
悲しいより悲しいのは、ぬか喜びです。
おかしいなって思ってたんですよ。

カルテットが偶然そろうなんて。
でもこの4人いいメンバーだなー。
落ち込んでたから神様が届けてくれたんだなって。
嘘だったんだ。。

◎真紀 いなくなる

真紀:夫がいないって言うけど、いなくなるのって消えることじゃないですよ?
いなくなるのって、いないってことがずっと続くことです。
いなくなる前よりずっとそばにいるんです。

今なら落ちるって思ったんですか?
いない人よりも僕を。捨てられた女なめんな!

 

◎クライマックス

九條:あっちにかわいいカフェあるんだけど。遠くて。
で、毎回すぐそこにあるチェーンの方に入っちゃうの。
まぁそれはそれでお美味しいんだよ。
こういうタイミングでさ。そうなる男の子の気持ちだってわかるし。
「こっちだったかなー」って思われるのは癪だけど気持ちはいいよ。
別府君のことはずっと好きだったしね。だから寝たわけだし。
それぐらいには私だってズルいしいいんだけど。
結婚とか、ないよ。
そういうのはもう、ないかなーって思った時があったんだよ。
こういうのは今日だけのことだよ。
まあ私もズルいし、別府君もズルい。
でも寒い朝ベランダで札幌一番食べたらおいしかった。
それが私と君のクライマックスでいいんじゃない?

 

◎真紀 はっきりしない

はっきりしない人って、はっきりしないはっきりした理由があって。
人を好きな気持ちって勝手にこぼれちゃうものじゃない。