坂元裕二『カルテット』6話 名言集

坂元裕二 脚本『カルテット』 の 第6話の名言、名シーンを纏めてみました!

 

 

◎バイト

家森:僕もそろそろ出ますね。
楽に素早く10万円もらえる仕事あるらしいんで。
別府:え??
家森:何ですか?
別府:戸籍を・・・
家森:戸籍売りません。
真紀;シンジケート・・
家森:シンジケート入りません。
変なもの運びません。バイトです。

 

◎猿

家森:猿ですか?
多可美:うん。北軽牧場のイベントの為にいたらしいんだけど、
なんか勝手にお出かけしちゃったらしくて。
大二郎:貴重なお猿さんなんでしょ?
多可美:うん。青い・・・ふぐりをもってるんだって。
家森・大二郎:ふぐりって??
多可美:ググって!「青い・ふぐり・猿」で。
とにかくそのお猿さんを捕獲してきてくれたら10万円お礼しますって。
家森:え!?(笑)
青い、ふぐりのふぐりって(笑)
大二郎:ふぐりってこれのこと??
家森・大二郎:(爆笑)
多可美:タマのことでしょ!自分に付いてる物でなんでそんなに興奮できんのよ!

 

◎オブジェ

すずめ:巻・・村さんって結婚してるんですね。
幹夫:はい?
すずめ:結婚指輪。
幹夫:あ、これは指輪って言うか。。
すずめ:違うんですか?
幹夫:オブジェみたいなもので。
すずめ:指輪に見えますけど?
幹夫:指輪に見えるオブジェです。
すずめ:指輪に見えるオブジェは指輪ですね。
幹夫:・・はい。

 

◎恋愛感情

真紀:どうしてこうなったのか私にもわからないんです。
鏡子:わからないってことはないでしょ?
結婚して2年も一緒に暮らしていて。
喧嘩もしたでしょ?
出てったなら出ていくなりの理由があるでしょ?
真紀:喧嘩はしてません。
気付いた時にはなくなってたから。
鏡子:何が?
真紀:彼の私への恋愛感情。

 

◎失踪

すずめ:真紀さんね。お帰りになるのずっと待ってたんですよ。
その結果がコンビニ強盗ってままあまあすごいですよね。
幹夫:彼女のことはいつも考えてました。
すずめ:失踪した人って、残してきた人のこと考えて楽しむらしいですね。
幹夫:いつも申し訳ないなって。。
すずめ:思ってるならどうして?なんでそんな?
幹夫:あっ。好きじゃなくなったからです。

 

◎プロポーズ

幹夫:名前、「巻」じゃないですか。
真紀ちゃんからしたら俺なんか結婚相手に選ばない名字ですよね。
真紀:「巻 真紀」 は・・嫌かな。


真紀:なんどか食事するうちに今度いつ電話あるかなって考えるようになって
で気づいたんです。
「あー。私あの人のこと好きかもしれないな」って。
幹夫:彼女は知り合ったことのないタイプで品があって音楽やってて。
ちょっと何考えてるかわかんない。そういうミステリアスなところが魅力で。
真紀:彼といると飾らなくていい気がして。
幹夫:彼女といるとなんかドキドキして。

幹夫:「巻真紀になっちゃうけどいいかな?」って。
真紀:「そんなプロポーズないでしょ。ちゃんと言って。」って。
幹夫:「結婚しよ。」
真紀:「うん。」
幹夫・真紀:人生を一緒に歩もって2人で決めたんです。

 

◎恋人 家族

真紀:結婚して彼と家族になりたかった。
幹夫:結婚しても恋人同士のようでいたかった。

真紀:一緒にいるうちに無理しないでいられる関係になって。
嘘もない、隠し事もない、素直な自分でいられて。
幹夫:一緒にいてわかってきたのは、当たり前だけど彼女も普通の人だったんだなって。
真紀:私、家族を手に入れたんだ。って思えたの
幹夫:恋をしている頃は特別な人だって思えたけど、

最初のころのどこか秘密めいた彼女はもうどこにもいなくて。

幹夫:こんなんじゃだめだ。この子は俺の妻だし。
恋に落ちて結婚したんだから頑張らなきゃって。
真紀:いつも明るくしてよって思ってテレビで見た面白い話をしたり。
幹夫:彼女が生活してる場所は狭いから話題は大抵テレビの話で。
でも俺が聞いてあげなきゃって。

 

◎別れ

幹夫:でもさ、結局なんで別れたんだろうね?
玲音:人って価値観が合うか器が大きいかどっちかないときついでしょ。

 

◎老夫婦

幹夫:好きなものを見て、隣を見たら彼女も同じように感じてる。
そんなことは些細な事。自分にそう言って。

幹夫:あるとき彼女と温泉に行って。
真紀:そこですごく仲のいいご夫婦にお会いして。
幹夫:聞いたら結婚して40年です。って。
真紀:40年かぁ。って。(嬉しそうに)
幹夫:40年かぁ。って。(辛そうに)

幹夫:彼女はずっと変わってなくて。
初めからずっと俺を好きでいてくれて。
なのに。。

 

◎完璧な妻

家森:バナナ食べます?
昼間いらしたの奥さんですか?
幹夫:はい。
家森:きれいな人だったな。うらやましいな。
幹夫:ご結婚は?
家森:僕の結婚は地獄です。
幹夫:そうですか。
家森:いいなぁ。幸せそうだなぁ。
幹夫:別によくはないけど。
家森:あんないい妻がいて文句言ってたら怒られますよ。
優しそうで。品があって。完璧な。1億点の妻じゃないですか。
寝てて掃除機で顔吸われたことないでしょ?
「なんで1日に3回もご飯食べるの?」って言われたことないでしょ?
幹夫:唐揚げにレモンかけられます。
家森:・・・はい?
幹夫:レモン。。好きじゃなくて。
家森:それぐらいで。。
幹夫:入院したのも妻が原因なんですよ。
家森:え??
幹夫:俺、妻に背中押されてベランダから落ちたんですよね。
家森:へぇー。。
幹夫:完璧とか。1億点って言われたって。。

 

◎レモン

後輩:レモンかけますか?
幹夫:あっいらない。俺レモン嫌いだから。
後輩:かけたほうがおいしいですよ?
幹夫:外で食べるときぐらい好きに食べさせてくれよ。
後輩:結婚したの最近じゃないですか。
幹夫:え?2年?まだ2年か。。
後輩:まだまだ全然奥さんのこと愛してる時期でしょ?
幹夫:お前なんもわかってないね。愛してるよ。
後輩:じゃぁ。。
幹夫:愛してるけど好きじゃないんだよ。
それが結婚。

 

◎結婚

真紀:私は家族が欲しくて結婚して。。
幹夫:結婚しても恋人のように思っていたくて。
真紀:気が付いたら彼は家族じゃなくて片思いの相手になってて。
幹夫:彼女は恋人じゃなくて家族の一人になってて。
真紀:なんでこんなことになったんだろう。
幹夫:欲しかったものはお互い逆さになってて。
でもこんなんじゃだめだちゃんと話そうって。。
真紀:ちゃんと話そうって。。

 

◎真紀 夫婦

夫婦って何だろう?ずっと考えてたけどわからなかった。
もっと違うのだったらかわってたりしたのかな?って思ったり。
全然知らない遠くの小さい島の幼馴染みたいにして知り合って。
すごく仲はいいけど別にこうなりたいとかこうしなくちゃいけないとかなくて。
毎日顔合わせるけど男でも女でも家族でもない。そんなんだったら
一生ずっと仲良くできたのかな?そのほうがよかったかな?って。

もうわかんないけど。